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プロディーラーが教える5分で分かる商品先物取引『超』入門 

猫バスFX

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原油価格が10ドルを割り込んでマイナス価格になったりして度肝を抜かれていますが、原油や商品先物取引についてこんなにも注目を集める機会も少ないので、これまで株やFXを中心にやってきたトレーダーさん向けに商品先物取引の独自に歩んできた文化や商品先物取引を活用したプロ・ディーラーが実践する利益獲得方法についていくつかピックアップしてさくさくっと紹介したいと思います。 

まずは先物取引だったり商品先物取引の独自性についてです。
・商品先物取引は先物というぐらいですので「未来の価格についての売買」となります。従って現物の取引ではありません。日経新聞の商品欄をよく見ると先物価格の他にSPOT価格という価格があるのですがこれが現物価格を表しています。実務者はこの現物価格と商品先物価格の最期近価格を見比べて現物価格が上昇するのか下落するのか判断したり、期先の限月(ゲンゲツ)をチェックして現物価格との乖離判断からコンタンゴが認められる様な場合には現物市場で購入し、在庫としてストックして期先の限月の商品を商品先物市場で売りを建てることで利益を確定させます。 商品先物取引とは翌月以降の将来の価格の売買を行うという点を押さえて置いて下さい。

限月制(ゲンゲツセイ)であるということ。 
呼び方ですが、4月は4月限(シガツギリ)6月は6月限(ロクガツギリ)と呼びます。これをさらっと言えてしまうだけで何だか先物通っぽく思えてきませんか?w 日本のTOCOMでは半年以内の6限月制(ロクゲンゲツセイ)が採用されており、例えば4月には5月~10月までの商品先物価格が出てきて実際に売り買いを行うことができるのです。 
 
納会という清算日があります。
納会日までに最期近のポジションを保有している場合には必ず清算しないといけません。この納会を迎えると当限(トウギリ)は消えて2番限が当限にずれ込みます。そして新しく最期先(サイキサキ)に新甫(シンポ)が発会します。 
4月を例にとると4月25日に納会日を迎えるとすると最期近の5月限が清算され6月限が最期近に変わり、新たに11月限の価格が誕生します。 納会日が来てもポジションを持ち続けたい場合には期先(キサキ)の限月に乗り換える作業を行います。 

例えばガソリン5月限をロングして納会日を迎えるとします。そうすると5月限ガソリンを売り清算して期先の限月(ゲンゲツ)を新たに
買い持ちします。これを同時に行います。プロのディーラーの話をすると数分でもこの作業がずれてしまうとクレーム対象となり怒られたりしますw 商品先物は値動きが激しいので数分でも約定がずれるとその分だけ損益がずれてしまう為です。 乗り換えとは実際にはこのような作業を行います。 「5月ガソ売り落ちの6月ガソ買い経ちで」などと言ったりします。 英語でロールオーバーなんて呼び方もありますけど何の事はない乗り換えです。
※細かい話になると個人投資家は納会日までガソリンを持ち続けることはできませんので商品先物会社にもよりますが納会日の10日前には清算する必要があります。納会日まで持てない理由ですが、個人投資家は現受け渡しを行うことができない為です。現受け渡しには事前にブローカー同士が協議を行う必要がある為、ある程度の日数が必要となります。 納会日は参加する全員がピリピリしますので受け渡し候補となる残枚数を会社毎に売り買いともに事前に把握する必要もある事から現受け渡しのできない個人投資家のポジションを納会日よりも早いタイミングで清算させる必要があるのだと思います。 

原油CFDも実は商品先物取引ですから納会日がちゃんと存在して、納会日に自動的に次の限月に乗り換えられています。
その際のコンタンゴやバックワデーションで生じる限月間の価格差が調整金に反映されます。詳しくはこちらで解説しています。 
 
・差金決済以外に現物の受渡しができること。 
但し、個人投資家は原油の現物の受渡しはできません。金やプラチナはできるらしいっす。

ハイレバレッジであること。 TOCOMの原油やガソリンなどは50倍国内最強のレバレッジです。 
手っ取り早くお金を手に入れたり失うことができるっす。  
さくっと説明しましたがこれだけでも理解してると商品先物取引に対する考え方が違ってくるかと思います。

商品先物取引を活用した収益確保の方法 

・インターマンス(限月間)スプレッド 
同じ商品における異なる限月の価格差の縮小・拡大を見込んで行うトレード
例.ガソリン7月限買い/ガソリン10月限売り 
・クラックスプレッド
石油の場合、原油とガソリンや灯油との価格差の縮小・拡大を見込んで行うトレード。
例.ガソリン5月限買い/原油4月限売り 原油が精製されてガソリンや灯油などの石油製品が作られるので価格差が石油元売会社のコスト+MGNとなります。この価格差を利用して縮小と拡大を見込みトレードを行います。 
・リグレード(異油種間)スプレッド 
異なる製品間の価格差の縮小・拡大を見込んで行うトレード。 
ガソリン10月限買い/灯油12月限売り
・片張り 
単純にロング、ショートで利益を狙うトレード。これはハイリスクな為、まともな会社になればなるほど全ポジションの中での投機目的での片張りの保有割合は少なくなってきます。商品先物取引はレバレッジ50倍ですので、十分に会社を破壊する事ができてしまいますから当然ですよね。 個人投資家はあまり自覚がないかもしれませんがプロディーラーからすれば片張り一辺倒の売買は控えめに言ってやば過ぎですw 個人投資家だからこそ自己責任で行えるといえばその通りかもしれませんけど(゚∀゚)  
この点についてもこちらで解説していますので良かったら参考にしてみて下さいね^^

今回は商品先物取引の独自文化と商品先物取引を活用したプロディーラーが実践する収益獲得方法について解説しました。これで貴方も業界人風です(゚∀゚)
そろそろ投機の世界に戻ります。 それでは!続きはTwitterで\(^o^)/
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