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プロップトレーダー1年目に2億稼いだ時の話

猫バスFX

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4月 488,600円 
5月 -10,512,000円
6月 2,710,900円
7月 7,592,000円
8月 11,436,500円
9月 1,837,500円
10月25,674,000円
11月3,388,500円
12月9,608,500円
1月 -1,647,500円
2月 30,876,500円
3月 48,759,100円 
合計 130,212,600円 

なんだ。2億稼いでないじゃないか。その通りです。私が商社で原油などのトレーダーとなり1年目に稼いだ自己勘定取引の公式の記録は1億3千万円でした。 1月の段階で差金清算と含み益を足し合わせると軽く2億を超えていたのですがねΣ(´Д`*)  私の当時の手法というのは原油やガソリン、灯油といった商品をひたすら片買いや片売りオンリーで稼ぐというやり方であり、これは個人投資家の一般的な手法でありプロの勝ち方ではなかったのです。

プロは片買いや片売りも当然するのですが主には商品間や限月間、国内や海外の鞘を狙った裁定取引でごっそり利益を取るミドルリスク・ミドルリターン型の手法を採用している人がほとんどです。 

私はディーリング部門に配属されるまで人生において株すらやったことがない全くの素人(ちなみに株取引は2019年8月に開始)だった為、単純に買う、売るといった方法以外をよく理解できていませんでした。 その為、2億稼いだ段階で自分も本当のプロフェッショナルな人たちと同じように裁定取引をマスターしたいと思い、次年度以降の収益力を養う為にも損失覚悟の上で裁定取引にトライし見事に負けました。
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その為1月の収益は実際には値洗いでも+7,000万程あったのです。逆に言うと裁定取引を理解してマスターするのに7,000万近い高い授業料を支払うことになりました。 裁定取引は攻略するまでが難しかったですね。 余計な損は出しましたが全体では利益が出ていたし会社に文句を言われることもなく自己勘定の中で高い授業料をで支払い、次年度以降に役立てることができたので投資の観点からはやって良かったと思います。 


私は正直な話、この部署に来るまでは投資という分野には全く興味がありませんでした。 プロップ・トレーダーに抜擢された時もディーリング部門の1年目はミドルオフィス中心の仕事でしたし、たまたま上司が「先物取引について一通り分かってきた頃だしちょっとやってみなよ」と言うのでやってみたのがデビューの実際のところで、むしろ仕事を定時に切り上げて会社近くの会計の専門学校に通っていた為、トレードについては心ここにあらずの状態であり、適当に原油をロングしておけば何とかなるだろ程度にしか考えていませんでした。 

そんな私が変らざるを得なくなったのが4月の中旬頃から急激に評価損が膨らんでしまったことがきっかけとなります。
上司から含み損が1,000万超えそうだったら報告するようにと事前に言われていたのですが、会計の専門学校での予習復習を生活のメインとして片手間にトレードしていた原油の損益はいつの間にかマイナス3,000万に達しようとしていました。 
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私は土日に池袋の街をフラフラ(;д;)になって彷徨い歩いたのを覚えています。
何でこんなことになったんだ? 自己を省みる為のノートにはそのようなことが書かれています。
 
まず上司に報告していないのと、このままでは含み損が1億に達するのにそう時間はかからないのが分かりました。 私の目には恐怖と不安と情けなさとで涙が溜まっていました。もの凄いことになってしまった。 自分が従来してきた法人営業に置き換えると1億の粗利を稼ぐのは至難の業なのです。

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FX初心者から上級者、幅広く選ばれているDMMFX





オアンダジャパン


私は新宿の大型書店に向かい投資の勉強をする為に投資関係の本を購入することに決めました。 商品先物取引の良さそうな本は見当たらなかった為、当時流行っていたFXに関する本を買うことにしました。 そのFXの本と言うのは非常に簡単に凡そ全てのインジケーターについて説明が書かれた比較的読み進めやすい本でした。 一通りのインジケーターや日足の形状など基礎的なことを学んだ後は北海ブレント原油の日足チャートを過去5年分まで遡り全てプリントアウトして日足の形やフォーメーションなどを手書きで記入し実践形式で分析して行きました。 それからも毎日日足やインジケーターの癖など見比べるなどの検証作業を必死にやったのを覚えています。 自費で通っていた会計の専門学校は辞めて商品先物取引だけに全精力を集中させて取り組みました。 これが私が相場に向き合うきっかけとなりました。
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5月には含み損も奇跡的に1,000万近くまで減らすことができて、損切りして再起を誓うまでにはなりました。 どのタイミングで稼ぐことができるようになれたのか自分でもよく分からんのです。この手法のお陰みたいなのがないのです。 ただある時から急に稼げるようになったというのが正直なところです。 

検証は毎日したしその中で様々な気付きも得られました。 そのうち自分が学んだ内容や検証結果を踏まえて独断で全社の営業部門に原油や為替のチャート分析をメールで送る様になり、予想とその結果を更に全社に向けて送りました。 外したら大恥者です。こんなくだらない資料を送ってくるなと古参の営業マンから言われかねませんでしたが、不思議ともっとレポートを寄越して欲しいとの依頼が増えていったのです。レポートは一部の取引先まで広がっていきました。 

生活も食べる寝る以外は北海ブレント原油やドル円の日足チャートを見る日々に変っていました。 稼げるように変った感覚ですが、私の場合は高校時代に英語が好きで毎日勉強していましたが偏差値が60からはなかなか伸びることができず停滞期を過ごしていた期間がありました。 ただそれもある日を境に一気に70台にジャンプアップして以降70台で安定しました。 感じ方はその時と似ている気がしました。  あの時も英文読解の文章を毎日5題読み続け、英文法・語法頻出問題総演習という問題集を受験まで10往復やっていました。 あの当時ととても似た感じです。 シンプルにこの手法があるからとした方が分かりやすいですが、残念ながらそういう明確なものはありませんでした。 儲かった内容も根拠も都度違っていました。 ただ何かに取り付かれた様に検証だけは継続していました。 これは受験時代も同様でしたがもしかしたら投資に取り組む上でも何かヒントになるかもしれません。 投資で結果が出ていない場合、ここまで自分を追い込むことができているでしょうか?これは投資を続ける限りこれからも自問することになるのでしょう。 

毎日検証してるとこんな地道な作業が果たして役に立つのかと思うときがあると思いますが、若しかしたら受験のときと同じである日を境に急激に伸びる可能性を秘めていると私は思うのです。 毎日の地道さの継続の力を私は身をもって実感したからです。 

投資経験がない状態で1年目に大きく利益が出たことや、私のしてきた検証作業を回りは知らなかったからか10月ぐらいから周囲から天才だと呼ばれましたが、そうでないことは当の本人が一番分かっていることです。 そして本当の天才というのは翌年に現れることをこの時はまだ分かっていません。 ちなみにプロップトレーダー2年目は5,000万程度と稼げる金額はだいぶ減りました。 この頃には様々な投資本を手にしており徐々にオリジナリティが薄れて投資の常識に染まってきたと言うことと、片買い片売りのハイリスク・ハイリターン型からミドルリスク・ミドルリターン型の裁定取引へと移行していたことも関係していたのかもしれません。

私はその後自分の人生がこんなにも投資中心の生活に変るとは考えてもいませんでしたし、こんなに投資にハマるとも思っていませんでした。 今この文章を書きながらまた改めて検証の重要性が認識できた気がしています。 また気分一新して頑張れそうだ。 ←今調子が悪い (´・_・`)

2年目に現れた天才の話はまた今度にしますね。 それでは。  
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Twitter 猫バス@FX

※ちなみに当時私が初めて購入したFXの本は「株・FXで勝ち続ける人のすぐ引けるよくわかるチャート辞典(成美堂出版)」という本です。


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